日本語教師を目指すための本

日本語教師の登竜門といわれる「日本語教育能力検定試験」。日本語教師を目指したとき、まずこの検定試験の合格を手に入れることを目標におく人が多いでしょう。しかしこの試験、出題範囲が広く、どこから手をつけてよいか、何を重点的に勉強すればいいかが分からないという声が聞かれます。そこで、受験を決意したらぜひ手にしてもらいたいのが本書。豊富な対策問題を掲載し、あなたを合格までナビゲートする一冊です。受験を決意したら、まずは検定試験を知ることから始めましょう。本書の「検定試験ガイド」では、「一体どんな試験なの？」「勉強する内容は？」「合格のメリットは？」という疑問に答えます。また、この試験は平成23年度から改定されるので、何がどう変わるのかを示します。過去の試験問題からは、試験の特徴と内容を丁寧に解説します。　　試験について分かったら、本番の試験に向けて、たくさんの問題を解いて慣れることが大切です。「区分別問題演習」では、改定に関する最新情報を徹底的に分析し作成された対策問題が、豊富に掲載されています。どの区分にも、「この知識は現場とどうつながるのか」を意識した問題解説がついています。それを確認しながら勉強することで、実際に教壇に立ったときに役立つ実力を養成することができます。「実力診断模擬テスト」は、本番前の練習として時間を測って解いてみましょう。「読めばわかる！　検定対策用語100」は、重要な用語の暗記、知識の確認に役立ちます。　　　巻頭の特集、「現役教師に聞いた　検定の知識はこう使う」では、検定試験の知識を生かして活躍する教師の姿を通して、勉強して身に付けた知識が現場でどう役立つのか紹介。他にも、各地で開催される対策講座が分かる「合格するためのイベントカレンダー」、昨年の試験の1日を実況中継する「Oさんの受験体験記」など、合格をバックアップする記事が満載です。合格の先の、教壇に立つ自分をイメージしながら、試験本番まで本書まるごと一冊役立ててください。編：日本語書籍編集部発売日： 2011年04月14日商品構成 ：本（B5判、縦257×横182、厚さ12mm、212ページ）+CD1枚（約60分）